アマゾンが著作権に関することまで海賊的な手法に出てきた。

ひとまず利益配分のことはどうでもいい。むしろ出版社が4割の取り分でそこから著作者に2割(取り分の5割)を還元したらよくて残りの5割を塵積もで分配したらいいやないかと思う。日本で本を書いても多くても著作者が10%しか利益がが得られないというのが、そもそもおかしな話なので、ちょっと出版社は色々と見直したほうが良い気もする。
ただアマゾンが6割なのはお前ら盗賊か何かかとしか思えない。これじゃあ今までの出版社がやってきたことをアマゾンがとって変わって行うような現象でしかない。長が代わって、年貢を納める先が変わってしまった百姓という構図でしかない。

著作権の嵐が問題

 契約書を読んでいて気になる文面があった。「権利帰属および支配」という条項に以下のように書かれているのだ。
出版社は、本件コンテンツに関する著作権およびその他の全ての権利および利益を保有
 「あれ?著作権って、本の著者が持っているはずでは」。出版社が著作権を保有するとはどういうことなのだろう。不思議に思って、男性に質問してみた。

「よく気づきましたね。実はこの条文が、今回の契約書の肝なんです。日本の出版社が持っているのは単行本の出版権だけで、著作権は著者個人に帰属しています。ところが、この条文には全書籍の著作権を出版社が一括して管理せよという風に書いてあるんです。欧米では普通のやり方ですが、日本でやっている出版社はまずありません。今回、アマゾンと契約書を締結するためには、今まで本を出した全て著者に『アマゾンで電子書籍化するので、著作権を全て我々に管理させてください』と了解を取ってライセンス料も払わないといけない。これを一ヶ月以内にやるのは、はっきり言ってどんな会社でも不可能です」
http://news.livedoor.com/article/detail/5977004/


10月20日の日経新聞朝刊で、「アマゾン、日本で電子書籍」という記事が嘘らしい

小学館、集英社など出版大手と価格設定などで詰めの交渉に入っており、年内にも日本語の電子書籍を購入できるサイトを開設。
http://news.livedoor.com/article/detail/5977004/?p=2
この記事を読む限りでは、各出版社との交渉が進展しているように見える。この記事は事実に反しているとでも言うのだろうか。「はい、交渉の進展については全く事実と違いますよ」と、男性は断言する。

日経新聞が嘘をついた?
「この記事は、実態を知っている物からすると非常にキナ臭い内容でした。大手の講談社、小学館、新潮社、集英社と交渉中だと報じていましたが、私のところに入ってきた情報だと少なくとも講談社と小学館とは破談。新潮社との交渉も一ヶ月近く止まっているようです。PHPの情報は掴んでいませんが、他の大手も進展はないでしょう。
うーんこれが事実だとしたら・・・大変なことな気がする。

その上で、「日経新聞のスクープは、アマゾン側のリーク情報だったのではないか」と驚くべき指摘をした。

「10月20日にこの記事が出たというところがポイントです。恐らく10月31日の期限を前に、130社に対する脅しなんです。『他社は契約するよ。この流れに乗らないとやばいよ』と危機感を煽らせるために、アマゾン側がわざとリークして日経に書かせたのではないでしょうか」

出版社が著者から著作権を買い取ることが必要になる。 という仕組みがいまいち解からない。
ただアマゾン他電子書籍が次々と出ているのを指をくわえて眺めていた出版社業界の責任は有ることだと思う。
PCで読める書籍もそもそも何年も前から出回っていてそれに対する需要やニーズに答えなかったのは日本の出版社なのだがら・・・


古い1年ほど前の別のURLでの記事にあった物。

本と本屋がなくなる日
そんなバカな!?
出版業界騒然黒船ついに襲来

2010年05月06日(木) の記事だった。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/498

どうやらこの記事を読んでいるとアメリカのケースにおいても出版社は後手で苦し紛れに電子書籍化に走ったのかと思う節がある。
 日本でもアメリカでも、書店に足を運ぶのは中高年層が多い。その世代が電子書籍に移行しているという事実は、アメリカ最大手の書店「バーンズ&ノーブル」が大苦戦を強いられ、ついには自ら「ヌック」という電子ブックリーダーまで作るに至ったことに象徴される。


出版の構図もやや危惧するものの
たとえば、アマゾンやアップル、グーグルなどの企業と作家が、出版社を介さずに直接契約をして、電子書籍を出すという「出版社中抜き論」。出版社がもっとも脅威を感じている構図だ。現実は、アメリカでも、原稿を編集者を通さずに電子書籍化するケースは稀で、既刊だけを電子書籍化し、新刊を出す場合は既存の出版社から紙の本で出す(または同時に電子書籍版を出す)という作家が多かった。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/498?page=3

『出版社を介さずに直接契約をして、電子書籍を出すという「出版社中抜き論」』と
『既刊だけを電子書籍化し、新刊を出す場合は既存の出版社から紙の本で出す』
という2通りの方法が別途存在している点も気になるところではある。


ただ気になるのが『アマゾンでもアップルでも自分たちの電子書店で販売した場合、売り上げの30%を取り、最大70%は作品を提供した側(作家や出版社)に支払うと言っている。』であって今回のアマゾンの日本の出方は、アマゾンが60%の取り分を主張してきた点だ。
ただこの記事では当然のことだが、1年以上前の記事なので触れられている筈はない。もしこれが事実だとしたらアマゾンが本の価格が欧米よりも市場価格が安い日本で強気に出てきた理由が更に謎が深まるばかりだ。


後人類は、長い年月書いて読むということで学習してきた生き物であって、電子書籍には、書くこともできないしめくる事もできない。次の画面に切り替えるという動作は対して必要は無いにしても「書く」という動作とボリューム感の欠如はメリットとデメリットが多いにあると思う。

小飼弾氏が言う。
「私は7年ほどで紙の本は1割くらいになると予測しています。電子書籍には著者のサインはもらえませんよね。そういう物理的な証(あかし)を残したい人はいます。また、オマケを付けた初版限定版のようなものは、紙の本でしか手に入らない。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/498?page=4
初版限定版とかオマケがつかないという点ではややそういう魅力はあるのかも知れないが、ただ、それでもそれを上回る電子書籍の快適さもあるし・・・難しいところである。


これは最大の危険

「日本の電子書籍は、日本語の特殊さという参入障壁によって"ガラパゴス化"する危険性があります」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/498?page=5

電子書籍批判している論評もあったりはするけど、電子書籍で見たい本と、紙の本で見たい本は2通りあるはずで、その図りをはき間違えているような批判を書いている論説は排除したほうがいい。

たとえばライトノベルとかは、文庫でなくても電子書籍でも良いと思う。
漫画は紙と、電子書籍で分かれるところがある。これは線の質とか好みの問題。
ただ普通の新書とかに関しては、普通に電子書籍でも良いのでは?とも思う。
後解説書とか、検索する手間とか考えても、パーマリンクや検索機能があったほうが良い媒体もあるだろうに。

視覚的に訴えるものが強いものは、紙の本の方が良いとは思うが、
何かなついて、解説している本などは、動画や図などの表現などから考えてもデータが重要なのは電子書籍の方が圧倒的に便利だと思うんだが・・・。

逆に週刊誌のようなものを、電子書籍で読むか?となるとこれも販売のきっかけとしてマス広告のほうがインパクトは強いので、宣伝という部分で大きく変わってくるとも思う。

どちらにしても一長一短なのでひとまず冷静に判断してほしいものだなぁと思うのでした。

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